美しく、心地よく、快適に使えること
大阪のミッションスクールのチャペルです。 中庭を囲む回廊を経由して、水のせせらぎを聞きながら聖堂に入り、聖堂内部に入ると水の音がわずかに響き、自然に深い祈りへと誘引されていきます。 水の音、回廊を歩く足音の微妙な変化、空間の大きさの違いによる響きの違い、カリヨンの音、それに加えて聖書にちなんだアートやステンドグラス、樹木や草花、水、風、光が響き合って静的でありながら豊かで美しい「聖なる場」が実現されています。 建築材料や空間の構成によって音の質に変化を与える方法は視覚だけではなく、巾広く五感に訴える方法として有効であり、空間の質を高め、豊かにする可能性を持っています。
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