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ソリューション

職員が働きやすい病院をつくりたい

医療施設では患者さんの治療環境だけでなく、患者さんを支える医療スタッフの働く環境の快適さも重要です。働きやすくより大きな成果が上がる環境づくりにつながる建築空間を提案します。

快適なスタッフ専用空間の創出

これまでは、スタッフの打合せや休憩のためのスペースは部門や病棟ごとに設けるのが一般的でした。しかしチーム医療が推進されている現在では、部門を越えた多職種のコミュニケーションが重要となっています。 竹中工務店では、複数の部門や病棟のスタッフが共有して使えるスペースを提案し、建築的な手段によりスタッフの協業と相乗効果の誘発を試みています。
立川綜合病院(新潟)ではこのようなスペースを「スタッフベース®」と呼び、病棟のすぐ裏側に三層吹き抜けで設置しました.
また、慶應義塾大学病院(東京)では、同様のスペースを「スタッフコア」として病棟と外来にいくつも設置し、医療スタッフから学生までさまざまな目的に利用されています。

すべての人に最適な温度環境を実現する手術室

手術室では、ほとんど着衣をしていない患者から、手術用ガウンを着ている術者など様々な服装の人が1つの部屋で手術に関わります。そのため、術者は暑いが患者や周囲のスタッフは寒い、といった温度環境の問題が発生しがちです。
竹中工務店では手術室の気流シミュレーションを行い、清浄度を保ちながら、患者の低体温を予防しつつ術者や周囲のスタッフにも快適な温度環境が得られる手術室の気流方式を提案しています。

職員の皆様との新病院建設ワークショップの開催

新しい病院の設計・建設にあたっては、現状の課題や将来の病院の在り方など、幅広い視点で意見を出し合うことが重要です。竹中工務店では看護師経験を持つ専門スタッフによるお客様向けのワークショップをご提案しています。これにより病院建設に向けての課題や目的、新しい建物への要望などを共有していきます。とくに看護師のマネジメントに合わせた病棟のあり方を検討することができます。

工事前に竣工後の空間を体験できるツール

図面を見るだけで医療施設のさまざまな用途の室内をイメージするのは難しいものです。竹中工務店では、仮想体験ができるツールを開発しており、設計中の空間のイメージをリアルに体験できます。

お客様が操作しながら建築空間を仮想体験できる「VRuno®

「VRuno®(ブルーノ)」は、パソコンやiPad®で建築空間をリアルかつ手軽に仮想体験できるツールです。例えば病室の壁や素材感、窓から入る自然光や照明の映り込みなどをリアルに表示できます。ユーザーはアプリの3D空間内を自由に移動しながら、任意の場所で完成後のイメージを実物に近い形で把握・把握することが可能です。
関連リンク:パソコンやiPad®などで容易に3D疑似体験が可能な「VRuno®」開発
 

空間イメージのリアルタイム共有

建築図面を3次元データとすることにより、設計段階でのお客様との打合せ中に確認が必要な場所をその場で3次元的に可視化できるので、関係者全員が同じ空間イメージを共有しながら確認や修正が行えます。