原子力発電施設
1962年に 臨界した国産1号炉(JRR-3)からの豊富な施工実績とそれに培われた高度な技術力をもって、原子力発電分野の進歩に貢献しています。加圧水型原子炉(PWR)および沸騰水型原子炉(BWR)の両形式の原子力発電施設において多数の設計・施工実績を有しています。
解析技術
原子力発電所の安全性を評価・確保するための、高度な解析技術
非線形3次元有限要素解析
3次元でモデル化した非線形モデルを対象に、地震時の応答をより正確にシミュレートすることができます。
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深部地盤構造評価
当社独自の深部地盤構造推定技術に基づいて、地下構造モデルから長周期・短周期地震動の高精度予測を実現します。
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構工法技術
原子力発電所を頑強に・精度良く・効率良く建設するための、構工法技術を有しております。
SC(Steel Concrete)技術
RC構造の鉄筋を鉄板に置き換えた鋼板コンクリート(SC)構造を適用することにより、現地での躯体作業の大幅な低減による工期の短縮や環境負荷の低減を図ることが可能です。
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BIM(Building Information Modeling)技術
設計や施工計画の精度を向上させることや工程計画の調整に活用し、計画の手戻りを防いだり管理や検査に活用することで品質を向上することが出来ます。
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廃止措置技術
原子力発電所を安全に解体するための、廃止措置技術です。
放射化物量評価技術
原子力発電所の解体時に資材別・工区別・放射化レベル別の物量を精度良く把握するために、建屋を3次元モデル化することで、コンクリート、鉄筋、鉄骨等の物量の自動計算を行います。BIM技術とデータ連動も可能です。
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放射化コンクリート切断技術
放射化部したコンクリートをワイヤーソーにより解体する技術です。ワイヤーを切断対象に巻き付けて引張りながら切断する一般的な方法では放射化部と非放射化部を背面で区分するような切断は困難ですが、本技術は、ワイヤーソーによる押切および背面切断が可能なため、解体効率の向上や廃棄物量の最小化を図ることができます。
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解体コンクリートのリサイクル技術
廃止措置により大量に発生する解体コンクリートを有効利用する技術です。解体コンクリートから粗骨材、細骨材、微粉を分別し、さらに再生微粉をECMセメント材料に加工することによりリサイクル率を高め、原子力発電所の構造体などに有効活用する方法について研究を進めています。これにより,廃棄物の大幅削減、解体コンクリートの利用用途拡大が可能となります。
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INDEX エネルギー施設