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CAREER PATH

東京本店・設計部
グループ長

宮本 純子

2007年入社(転職時年齢:36歳)

※所属・役職、掲載内容等は
すべて取材当時のものです

竹中工務店に
入社する前の仕事

東京のインテリア設計事務所に12年勤めた後、インテリア設計以外にも自分の武器を身につけたいと思い立ち、アメリカに語学留学しました。外資系ホテルなどの華やかなプロジェクトへの憧れもあったからです。帰国後転職活動を経て2007年に正社員として入社しました。

CAREER START2007年入社

CAREER STEP#01

社会人1年目~4年目

役職

デザイナー

仕事内容

インテリア設計

山口県にある市庁舎のインテリア設計を担当しました。そこで感じたのは、職員の業務内容や来庁者の動線を理解しないと、要望を満たす設計ができない、ということです。たとえば申請書類を記載するカウンターの高さは、71cmがいいのか、90cmがいいのか、事務所内で議論を交わしました。現在メインで担当しているホテル設計にも通じるのですが、表面的なデザインだけではなく、バックヤードを含めた建物全体への機能理解の重要性について、考えるきっかけになりました。また、作れないものをデザインしてはいけない等、ものづくりへのリスペクトも叩き込まれました。

CAREER STEP#02

社会人8年目~12年目

役職

デザイナー

仕事内容

インテリア設計

沖縄県のホテル改修をコンペから担当しました。プロジェクト開始後、設計担当者として、建築主との打ち合わせに毎週参加。また、竣工直前は現場に常駐し、設計監理を行いました。施工は地元のゼネコンが請け負っていたため、工程や仕上がりに認識の齟齬が生じないよう、コミュニケーションを密にとることを特に気をつけていました。完成時に建築主からもらった「見違えるほど素敵な空間になりました。ありがとうございます」という言葉は、今でも強く心に残っています。初年度は宴会場のみでしたが、その後4年間にわたって客室・ロビー・チャペルの改修依頼を追加で受け、時勢にあわせたホテルの姿を中長期スパンで考えることになりました。

CAREER STEP#03

竹中工務店入社2年目~3年目

所属

設計部 インテリア設計部門

役職

担当

仕事内容

インテリア設計

広島県のホテルの客室プランニングに携わりました。当時の一般的なホテルは、浴槽・洗面台・トイレが一体の3点ユニットバスが主流でした。そんな中、本プロジェクトでは水回りの開放を目指し、当時としては画期的な独立型洗面台を採用し、洗面所という狭く囲われた空間を無くす計画が採用されました。世界中のホテルを泊まり歩く、ホテル設計に造詣が深い上司から、手描きスケッチや実際に宿泊したホテルの写真を手渡され、それをひたすら製図し、検証する日々。上司の知識量と熱量に圧倒されるとともに、この仕事は好きじゃないと務まらないな、と感じました。今では私も、プライベートで泊まったホテルの室内を実測し、平面図や家具配置図を描くことが習慣化しました。

今後取り組みたいこと

当社の設計部には建築設計のみならず、構造設計や設備設計など優秀な専門家が多数在籍し、各分野で日々研鑽を積んでいます。そのなかでインテリアデザイナーが強いビジョンを掲げ、タクトを振り、みんなでひとつの「作品」を創りあげていくことが、今後の私の目標であり挑戦です。スクラップ&ビルドの時代は終焉を迎え、昨今の建設市場では、建物の骨組みは残したままで内装を生まれ変わらせるリノベーション工事が大きな注目を集めています。まさにインテリアデザイナーの真価が問われる状況にあるといえるので、デザイン力だけではなくディレクション力やマネジメント力にも磨きをかけながら、プロジェクトを率いる存在になりたいと思います。

求職者へのメッセージ

多様性が重視される世の中で、
自分の考えや個性を大事に。

キャリア入社の場合、会社に馴染めるのか、プロパー社員とうまくやっていけるのか、といった不安を抱えている人は多いと思います。私も入社したてのころは、早く竹中工務店のやり方を覚えて、竹中工務店に同化しよう、と必死でした。しかし、あるときから、染まりすぎる必要はない、もっと自分の考えや個性を大事にしたほうがいい、と考えを改めました。多様性が重視される世の中、当社も例外ではなく、むしろ“異能”を歓迎しています。