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INTERVIEW

PEOPLE #04

業界の常識にとらわれない
設備施工の手法を追求。

KENJI 
UEDA

植田 健二

大阪本店 設備部 / チーフエンジニア

2014年入社(転職時年齢:44歳)

※所属・役職、掲載内容等は
すべて取材当時のものです

竹中工務店に
転職した理由

機械設備専門のサブコンで25年間キャリアを積むなかで、自分が理想として思い描く工法を実現したいという想いが強くなりました。そのためには建築全般への造詣を深める必要があったため、転職を決意しました。

Q.現在はどのような
仕事内容ですか?

A.稀有な複合施設の設備施工や、
若手へのノウハウの継承に尽力。

超高層マンションの中層階にホテルやプールが共存する、珍しいタイプの複合施設の設備施工に携わっています。前職では集合住宅のほか、温泉つきリゾートホテルの設備施工を手がけた経験があり、その際に培った防水面に関するノウハウも生かしながら取り組んでいます。また、社内の建築担当と設備担当の職種間の調整に加え、建築主や設計事務所、設備協力会社など、社外の関係者との調整も実施。前職の25年間を含め、施工の最前線で培ってきたノウハウを若手に継承することも重要な役割のひとつです。今後の竹中工務店を支えていくのは若い社員なので、彼らが今後成長し、台頭していくための力となれるよう、私が伝えられることはすべて伝えています。

Q.竹中工務店に
転職した感想は?

A.構造に対する理解が深まり、
新工法実現への道が拓けた。

前職が機械設備専門のサブコンだったので、転職して初めて電気設備や昇降機設備を担当したとき、専門知識を習得するのに苦労したのを覚えています。各設備協力会社の方に質問しながら学んだり、作業員の方の仕事を観察しながら学んできました。また、建築担当とやり取りをすることで理解できたことも非常に多かったと感じています。特に、建築担当がどんな考えに基づいて躯体工事をしているのか、を知れたことは、一番の転職理由である「理想として思い描く工法の実現」に向けた大きな足がかりになりました。さらに、日々のやり取りを通じて建築と設備がお互いの専門分野への理解を深めたことで、それぞれの視点を生かしたアイデアが浮かびやすくなるといった相乗効果も生まれています。

Q.竹中工務店で
実現できたことは?

A.20年は要すると覚悟していた
新工法を、わずか5年で
確立し、特許を取得。

私が思い描く新工法には、設備と躯体(構造)の一体化が不可欠だったので、新工法を確立するには最長で20年はかかると予測していました。人の命に関わる構造面に、スペシャリスト以外が安易に踏み込むことはタブーだと考えていたからです。しかし、私の提案に対する建築担当のリアクションは「おもしろそうですね、やってみましょう」など、極めてポジティブなものでした。物事をより良くできるアイデアの前では、私が思うタブーなど、なんの障壁にもならなかったのです。そして、わずか入社5年で理想として思い描いていた「竪ダクトと躯体を一体でPC化する工法」を実現。QCDSEすべてに寄与するこの工法は、建築業界全体で見ても極めて画期的であったことから、私の名前で特許を取得するに至りました。

竹中工務店をより良くするために

これまでの先入観を
取り払い、
さらなる成果の
創出に向けた
体制強化を。

結果的に、入社5年間で3種類もの新工法を確立。建築と設備が密に協業すると、これほどのシナジーが生まれるのかと驚きました。しかし、これは言い換えれば「構造は不可侵の領域」という無意識の先入観が根づいていたことの表れでもあります。その先入観を取り払い、建築と設備がより一体となって取り組んでいけば、さらに画期的な成果を生み出せるはず。そのための協業体制を強化する取り組みを、今後に向けて推進していければと考えています。

OFFの過ごし方

以前は釣り・ゴルフ・フットサルなど、一人で行く趣味などで休日を過ごしていましたが、最近は家族旅行に行くことが多いです。働き方改革が作業所でも進んだことにより、休日を取りやすくなったおかげだと思っています。